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コラム2021/08/20
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子どものうつ病に気づくために知っておきたいこと
子どものうつ病に気づくために知っておきたいこと
一昔前は、うつ病を患うのは中高年と言われ、子どもがうつ病になるケースは非常に珍しいことだとされていました。
しかし、昨今は様々な要因から生きづらさを感じる子どもが増えており、うつ病になるケースも少なくはありません。
多様化する社会の中で、本来ならより生きやすくなると思いがちですが、子ども達は人知れず悩みを抱えています。
いち早く子どものうつ病に気づき対処するためにはどうしたらいいのでしょうか。
この記事では、子どものうつ病について解説します。
子どもがうつ病を患う割合はどれくらい?
欧米疫学調査によると、子どもの5~8%はうつ病を患っていると言われています。
また、18歳までの累積頻度でいえば、20%程度に上ると言われ、実に5人に1人がうつ病を経験するのが昨今の状況です。
子どものうつ病は思春期に発症するケースが多く見られますが、中には小児段階で発症する子どももあると報告されています。
程度は様々ですが、重篤なうつ病を患うと、成人より自殺行動が多いとも言われているほどです。
出典:国立成育医療研究センター
https://www.ncchd.go.jp/kokoro/medical/pdf/03_h20-22guide_11.pdf
子どもがうつ病を患う理由は?
子どもがうつ病を発症するきっかけとしては、家族や友達との人間関係や、不慮の事故など過度なストレスがかかったタイミングが多いと言われています。
特に、コロナ禍のようなイレギュラーな出来事が続く時は、子どもも大いに影響を受けていると言えるでしょう。
そのほか、成長に伴う心身の変化も、うつ病を患う要因になると考えられています。
子どもが発するSOSに気づくために
子どもがうつ病を患う時には、なんらかのサインを出していることがほとんどです。
例えば、いつもより落ち込む時間が長い時は注意して観察する必要があります。
大人と同じように、子どもも落ち込むことがありますが、大抵の場合は楽しいことがあると気分が回復するのが子どもの特徴です。
しかし、あまりに落ち込む状態が続く時は、うつ病を発症する可能性があるため、様子を見るようにしましょう。
いち早く気づくためには、普段から子どもの様子をよく見ていることが大切です。
子どもがうつ病だと気づいた時の接し方
子どもの様子がいつもと異なる時は、リラックスしやすい環境を選び、ゆっくりと話を聴いてあげるようにしましょう。
少しずつ悩みを話すようになったら、どんな内容だとしても一度受け入れることが大切です。
責めること無く、また安易に励ますことも控えるようにしましょう。
無理に話すように促すのもよくありません。
ゆっくりと慎重に時間をかけて話を聴くことがポイントです。
双極性障害とうつ病の違い
子どものうつ病に気づくために知っておきたいことついてご紹介しました。
親が気付かないうちに子どもが軽度のうつ病になっていたといったことにならないように子どものうつ病のサインを理解しておくことが重要です。
また双極性障害とうつ病は違いを見分けることが難しく間違ったケアを受ける可能性も否めません。
下の記事では双極性障害とうつ病の見分け方について詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
子どものうつ病についてまずはご相談ください
いかがでしたでしょうか。
この記事をご覧いただくことで、子どものうつ病についてご理解いただけたと思います。
万が一、子どもがうつ病になった場合は、放置したり1人で解決しようとしたりせず、まずはご相談ください。
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