減薬・断薬の方法　15　「過去はどこにある？」

 

過去の記憶の転換とは、過去の記憶が消えれば良いと言うことでしょうか？

 

 

いいえ、消すのではありません。

 

 

「過去を変える」のです。

 

 

あなたは「過去を変えることができる」と思いますか？

 

 

世間一般には、「過去は変えられない」と言われます。

 

 

しかし、佐藤康行メソッドでは「過去を変える」ことができます。

 

 

「過去の記憶」が心の病の根本原因ですから、過去を変えなければ心の病は治らないのです。

 

 

では佐藤康行メソッドでいう「過去」とは何なのか、その正体を明らかにしていきましょう。

 

 

過去はどこにある？

 

あなたに質問です。

 

 

あなたの過去はどこにあるでしょうか？

 

 

「記憶にある？」

 

 

「過去だから過去にある？」

 

 

「心の中にある？」

 

 

「頭の中にある？」

 

 

一体どこにあるでしょうか？

 

 

ちなみに、「あなたの過去をここに出してみてください」と言われたらどうでしょうか？

 

 

さすがにそれは無理です。

 

 

「過去」には形がないからです。

実は「過去」というのは、形のみならず時間も空間もない「実体の無いもの」なのです。

「そんなことはない！」

「5年前にハワイへ旅行に行って、ワイキキで泳いで楽しかった」って、ちゃんと、時間も場所も覚えている。

「父親が厳しく、小学2年の時にげんこつを食らって痛くてとても怖かった」と今でも思い出せる。

記憶は鮮明に残っています。

これのどこが「実体がない」のでしょうか？

「人間は過去の記憶でできている」のに、その過去の記憶には実体がない。

一体これはどういうことなのでしょうか？

続きはまた明日。