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コラム2022/02/10
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うつ病と自殺の関係性とは?自殺のサインや診断基準を紹介
うつ病と自殺の関係性とは?自殺のサインや診断基準を紹介
日本の自殺者総数は多く、諸外国と比べた際に自殺死亡率の比率も高いことで知られています。
うつ病と自殺には深い関係がありますが、自ら命を絶ってしまう人のなかには、自殺の前兆となるサインを残す場合があるのです。
そこで本記事は、うつ病の人が自殺の前に残すサインや自殺を防止するためのチェック項目などを紹介します。
ご家族やご友人など、周囲の方の異変を感じている方は、最後までご覧ください。
うつ病の人が自殺の前に残すサイン
うつ病と自殺には深い関係があります。
うつ病の症状は人によって異なりますが、主な症状には「楽しくないと感じる」 「不安感や憂鬱な気分が持続する」といったものがあります。
しかし、上記の症状が発展して「生きていても楽しくない」「死んだほうが楽になれる」などの考えを持つようになることで、自ら命を絶ってしまうことがあるのです。
うつ病の人は自殺の前にサインを残すことがあるので、周囲の人の以下のようなサインを見逃さないようにしましょう。
サイン@自殺をほのめかす発言やネガティブな発言をする
自殺の直前に「生きていても意味がないから死にたい」「死後の世界ってどんなところなのかな」といった、自殺をほのめかすような発言をする人は多くいます。
上記のような発言をしている人はうつ病の症状が進行していて、生きることに意味を見出せずに死を考えている危険な状態である可能性が非常に高いです。
また、以前まではポジティブで明るい性格だった人が、一転してネガティブな発言を繰り返すようになった場合もうつ病の可能性があります。
そのため、知り合いの方にそのような状態がみられた場合は、積極的に声をかけて話を聞くようにしましょう。
サインA顔色が悪い
うつ病の症状は精神の不調だけではなく、食欲不振や睡眠不足といった症状を引き起こす場合があります。
そのため、うつ病が進行している方は食べ物が喉を通らないことで栄養不足になり、顔色が悪くなることがあります。
また、しっかりと睡眠がとれずに血行が悪くなることで、目の下にクマができるという点も外見に現れる特徴のひとつです。
身近な人の 顔色が悪い状態が連日続いている場合は、うつ病による食欲不振や睡眠不足の可能性があるので、特に気にかけるようにしましょう。
サインB性格や行動が突然別人のようになる
うつ病の主な症状には「気分が落ち込んで性格が暗くなる」というものがありますが、反対に、「暗かった性格が別人のように明るくなる」といった症状が出る場合もあります。
「優しい人が、突然攻撃的になった」「責任感が強い人が、突然投げやりな態度になった」という場合は、うつ病によって精神状態が不安定になっている可能性があります。
周囲の人の性格や行動が突然変わったと感じた際は、特に気にかけるようにしましょう。
サインC遅刻や欠勤が増える
うつ病の症状には、朝になってもなかなか起きられないことや無気力な状態になることも挙げられます。
そのため、朝になってもなかなか起きられないことで会社に遅刻することや、会社に行く気力が湧かずに無断欠勤をすることなども珍しくありません。
以前までは勤務態度に問題がなかった会社の同僚や部下が、突然遅刻や欠勤の回数が増えた場合も、うつ病によって無気力になっている可能性を考えましょう。
自殺を防止するためのチェック項目
自殺は衝動的に行われるイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、命を絶ってしまう人は日々生活するうえでストレスや憂うつな気持ちが少しずつ積み重なり、その結果として自殺につながってしまうという経緯があります。
そのため、事前に異変や異常に気付いて、適切な医療機関を受診させることで身近な人の自殺を防げる可能性があります。
身近な人に、以下のような条件は当てはまるかどうかチェックしてみましょう。
【自殺を防止するためのチェック項目】
- ・自殺をほのめかす発言やネガティブな発言をする
- ・顔色が悪い
- ・性格や言動が別人のように変わった
- ・会社や学校に行きたがらない・休みがちになる
- ・友人が少なく、一人でいることが多い
- ・よく眠れていない
- ・食欲がない
- ・体系が急激に変化した
- ・攻撃的になった
- ・感情の起伏が激しい
- ・受験や就職などで大きな失敗をした
上記に3項目以上当てはまる場合は、本人も非常に辛い気持ちを抱えて日々過ごしている可能性もあります。
できるだけすぐに心療内科を受診させましょう。
うつ病の患者数や自殺率とは
うつ病による自殺を防ぐためには周囲の人がサインに気付くことが重要
いかがでしたでしょうか。
うつ病と自殺には深い関係があり、自ら命を絶ってしまう人のなかには、自殺の前兆となるサインを残す場合があります。
もし、周囲の人が自殺をほのめかすような発言をするようになった場合や、顔色が優れない状態が続いている場合は、積極的に声をかけて気にかけるようにしてください。
うつ病は誰も発症する可能性がある気分障害なので、少しでも異変を感じた場合は、速やかに心療内科を受診しましょう。
YSこころのクリニックでは、心の「自然治癒力」を最大限に引き出した治療法で、うつ病治療を行っています。
落ち込んだ気分が続いていて精神的に辛い方は、どうか一人で悩まずにご相談ください。
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